渡辺商会

最近増えてきたCプラグ(CMR6Aなど)の違い(種類、注意点)

ガソリンエンジンには必ず使われているプラグ(スパークプラグ)。
中でも我らがチェンソーや刈払機などの手持ち機械には、小型プラグ(品番にM)が使われています。

その中で、最近はNGK社ではCプラグ(=Cで始まるもの)が増えて来ましたが、これには2種類あるのをご存知でしょうか?
修理の仕事をしていると、いい加減な品番違いのプラグが付いている事が良くあります。古い機種でデータが残っていない場合など、とても困る事があります。
幾らプロでも全ての機械のプラグ品番など覚えていません。

「プラグなんて締まればいい」と思っている方がたまにおられるのですが、それは大間違い。そんな話を今日はします。

話を戻して、2種類のCプラグですが、「CMR〇A」と「CMR〇H」です。(Rの話はそのうちします)

結論として、この二つの違いは「ネジ長さ」なのですが、この時点でエンジンにとって致命的な違いという事が想像できますよね。

そしてそんな大事な違いにもかかわらず、NGKの品番の見方説明においてわかりにくい。
折角なので詳しく解説しましょう。

NGKプラグにおいて、ネジ長さを決める記号は、数字(熱価)の後のEからLの記号。
〇Hの場合は、12.7mmと明記してあるのでわかります。万が一やむを得ず違う品番(他社製とか)にするにしてもわかります。

ところが、〇Aの場合は、E以前なので???となります。
これの答えは、表でいうところの「なし」なのです。
熱価の後の記号は「なし(空白)」。
そして無しの場合は統一の長さかと思いきや、熱価の前の記号により異なり、CM(R付き含む)の場合は9.5mm。
HとA(本当は空白ですけど)で3.2mmも違うのです。
これにより、燃焼室の体積が変わったり、着火点が変わったり、場合によってはピストンに当たったりしてエンジン停止してしまいます(修理も高額)。
手持ちのプラグを比較してみますと、ネジ長さだけでなく、電極含め下半分が長くなっている事がわかります(BMとBPMのように、ネジ長が同じでも電極長が違うものもあります)。
CMR6HとCMR4A

では空白の続きのAが何を意味するのかもハッキリしませんが、これは「追記号」という事で、何か特殊な仕様になっているようです。どういう仕様かは説明がありません。
ですが、刈払機などに以前から多く使われているBプラグにも、BM6AなどAが付いているものは多いですし、長さ記号なしが多い事を考えるとむしろHが長ネジで特殊(今は増えましたが)とも考えられます。
また、船外機には昔からHが多いですね。共通するメリットがあるかもしれません。

スパークプラグは、よほどの事情が無い限り、同じ品番のものを使用してください。
尚、当社では、使用状況を考慮した上で、熱価を変更する等の品番変更を行う事がありますが、使用者様と打ち合わせの上行っておりますので真似をされないようお願いいたします。

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