渡辺商会

機械の寿命はどれくらい?~機械は使っていないとダメ?~

昨日のブログで、修理では「久しぶりに使おうとしたら」というケースが多いと書きましたが、これは

「機械は使っていないとダメになる」

という意味ではありません。

機械の部品には、「消耗部品」というものがありまして、少なからずダメになってしまう部品の事です。例を挙げると
・刃
・フィルター
・グロメット(ブーツ)、パッキン
・ダイヤフラム
・プラグ
・ワイヤー
・ホース
・キャップ
・クラッチ
・ベアリング
・ピストンリング

など、挙げればキリがないくらいです。
そしてこの中でも、「使えば使うほど消耗する物」と、「時間が経つと消耗(劣化)する物」があります。

で、使用者様が、幾らで機械を購入しようと、「(何年も経過したが)数回しか使ってないのに壊れた」と思われるのは当然と言えば当然の事なのですが、我々修理屋からすると、これも当然「消耗品は経時劣化するので壊れますよ」となります。
さらに重要な事は、たかだか数百円の消耗品でも、無ければ機械として機能しない事であり、数百円の為に何万円する機械はパアという事です。

これによる「割高感」を防ぐ方法は2つ、です。

1つ目は、主にプロの方専用とも言えますが、「経時劣化する前に、使い倒す」です(笑)
要は、消耗品ではない、クランクケースやクランクシャフト、つまり大まかに言うとエンジンそのものがパアになるまで使ってしまいます。
ここを修理するぐらいなら、買った方が安いですよ、というレベルです。
実際には、使用状況によりかなり変わって来ますし、クランクシャフトにも消耗品であるベアリングが使われていたりと、不確定要素が多いので、また次の機会に説明します。
使用者さんは、年数でカウントしますので、「何年で壊れたよ(怒」となりそうですが、私どもからすると「何十時間も使ったので当然ですよ(笑)」となります。

2つ目は、逆にサンデーユーザーさんに是非覚えておいて頂きたいのですが、「消耗品はストックしておく」です。
実際、これをユーザーさん自身がやるのはかなりレベルが高いのですが、これしか方法は無いに等しいです。

何故なら、我々販売店は、何人もの人に何機もの機械を売っていますので、それを全部把握する事は不可能です。
当店などでも、販売した履歴などは管理していますが、それの時期が来ましたよ、という案内を出すとか、部品をストックしておくという事はやはり不可能です。

なので、車と同じように、「整備手帳(メンテナンスノート)」をつけるのがいいかと思います。

予備知識として、3年程度経過すると、「そろそろどっか壊れるかな」と思っていただいて、販売店に相談するなりしていただき、6年経ったら「やべ、もう部品が無くなるからストックしておかないと」と思って販売店に相談するなりしていただいて(笑)

昨日も書きましたが、メーカーの部品というのは、生産終了から8年を過ぎたら、いつ無くなってもおかしくありません。
買った機械が生産終了後で2年眠っていたのだとしたら、1年後には不具合が出る可能性もあり、6年後には「え、もう部品ないの?」という事態にもなりかねないという事です。

まとめると、機械の寿命は、「製品により異なる(当然ですが、安物はすぐ壊れても当然)」のと、「長くても6年程度、それ以降はメンテナンス次第」となります。

昨日の友人の機械が20年もっている(?)のは、恐らくどこかのタイミングで、消耗品を修理したのと、比較的年式が新しかったであろうのと、保管状態が良かったから、のどれかもしくは全部です。

ちなみに、「動かしていないと壊れるケース」が一つだけあります。
それは、「油が固まる(切れる)」で、メンテナンスする事で復活する事もありますが、たいてい錆や詰まりで、部品を交換する場合が多いです。これについては次回のネタにしてみます。

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