渡辺商会

ゼノアGZ3900エンジン不調修理

ゼノアの新型機種「GZ3900」

エンジンの調子が悪いということでお預かりしました。
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エンジンの回転数が上がって止まるという事で、燃料不足を疑いましたが、実際には症状も原因も違いました。
チェンソーや刈払機などの小型機械は、エンジンそのままとも言えますので、ちょっとした事がエンジンの調子に影響を与えやすく、色んな原因、症状があります。

さて、症状を確認しますと、まずプライマーポンプの戻りが悪かったので(次の写真)、やはり燃料系のどこかだなと予測し、順に確認しながら分解していくと、燃料ホースが折れ曲がっていました(見にくいですが、次の次の写真)。
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オーナーさんが自分で分解されたとの事で、処理が甘かったのは事実なのですが、残念ながら、設計としてもスペース的にちょっと苦しいので仕方がないと思います。
これで事は簡単に済むと思ったのですが、ここを直して、燃料はちゃんと来ていますが、そもそもかかりが悪く、エンジン回転数も上がるだけでなく、下がったりと不安定でした。

この「不安定」である時は、特に判断が難しく、キャブレターの調整ズレであったり、点火系であったり、どこからか吸排気が漏れていたり、排気が悪かったりと何でもありです。

今回、機械が新しい事もあり、「重症」という事はないと希望も込めて思っていたのですが、実は「中古」で買われた機械であり、バー、チェーンがひどく傷んでいたとの事で、それを伺っていればその中古機械のご購入は勧めませんし、重症の可能性も予測できました。

そして結論から言いますと、エンジンの最重要部である「クランク」周りのダメージでした。
混合気の吸気における気密を保つシールの破れで、「不規則に空気が多く混合」されている状態でした。
なので、燃料が不足している症状が出、さらに不安定だったのでした。
その原因を作ったのがクランクベアリングのガタであり、そのガタの原因を作ったのがバーチェーンの傷み(を引き起こす使い方)だったと考えられます。

簡易修理としてシールのみ交換すれば暫くは問題なく使えるとご提案し、同時に、最も重要な部分のダメージは回復しないので、また遠くない未来同じ故障をするでしょうとアドバイス申し上げたところ、修理中止という結果となりました。
見積もりとして簡易修理で8000円、本修理で25000円でした。

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